※当時はコロナ真っ最中で、それぞれリモートで会議することが多く、音漏れや背景など気を遣うことが多かったので。
※夫婦ともにお酒が好きで、みんなでワイワイ飲むことや宿泊客も多いので、来客用の部屋も必須。
WEB上で格安古家を探す方法
OK!探しとく!ちなみに予算は?
①不動産HPで探す
地方住みなので、都会よりは低価格の中古物件の数は多い。
とはいえ、300~500万円の物件ですら格安と呼ばれている世界。
我が家の予算(150万円以下)は、普通にHP検索しても希望通りの格安物件には出会えない。
そもそも、不動産屋の利益となる仲介手数料は物件の取引価格に比例して大きくなるものなので、できるだけ高額な物件を取引することにより儲けを出したいはずなのだ。
大手の不動産会社ではリフォーム必須の古民家の取り扱いは少なく、地域密着型の不動産屋だとHP更新が追い付いていないというのが田舎の現状だ。
とはいえ、ネットで得られる情報もゼロではない。
「古家付き土地」「土地(古家あり)」などのワードで検索すると、住めそうにない古い家が残ったままの土地の情報がヒットする。
古家の解体費用を差し引いた価格で土地が売られていたり、建物の価値はゼロとみなされて査定されている場合が多いので、比較的低めの値段設定である場合が多い。
この「古家」というのがどの程度の古家か、がポイントとなる。
トイレやお風呂などの水回りが完全に使用不可の状態だったり、床や天井の全面貼り替えが必要なボロボロフカフカな家だったりする。
結果的に私たちの予算で修繕可能な古家はなかなか見つからなかったが、数件の物件を見て回ることができた。
結果的に不動産屋を通しての契約はしていないので、申し訳ない限りだが、親切な担当者に出会うことができ、その地域の土地の価格や環境を教えてもらうことができ、有難かった。
ネットで得られる情報の手軽さと、対面で得られる情報量の多さ、まだまだ両方が必要な時代なのだ。特に田舎では。
②空き家バンクの活用
次に利用したのは、空き家バンク制度だ。
自治体によりルールや熱量が違うので一概には言えないが、多くの市町村で取り組まれているのではないだろうか?
県外や別の市町村からの移住が条件だったりすることが多いので、近場の引っ越しには利用できないのが難点だ。
私たちの場合は条件をクリアしていたので、物件を紹介してもらうことができた。
紹介制度も自治体により違うのだろうが、私たちの場合は役場の職員さんが対応してくれた。
親切ではあっても、担当者が不動産や建築に詳しいわけではない素人の場合も多いので要注意だ。
不動産会社ではないので、役場職員は賃貸や売買の契約には関与せず、あくまでも貸主・売主と借主・買い主を仲介するだけという立ち位置となる。
間取り図がおかしかったり、シロアリや雨漏りなど致命的な問題点に気が付かないまま紹介されている物件もあった。
例えば、階段部分が劣化とシロアリ被害により崩れており2階へ上がることが出来ないにも関わらず、1階の見た目はキレイだったため、即住めるお得な物件として紹介された事がある。
数週間住むくらいなら問題無いだろうが、2階がどうなっているか分からない、いつ倒壊するか分からない躯体なんて怖すぎる。
そうした注意点もあるが、基本的には格安で売買・賃貸物件を見つけることができ、価格や条件などの家主との交渉も可能なので利用価値の高いサービスだと思う。
似たような情報源として、ジモティーやゼロ円物件紹介サイト、自治体の購買物件情報なども活用できる。
タイミングが良ければ我が家の条件でも良い物件に出会える可能性はあったのだが、今回は良い物件に巡り合うことはできなかった。
③地元の人への聞き込み
地道で勇気のいる探し方ではあるが、住みたいと思っている地域に直接赴くことが出来るのであれば有益な方法だ。
私たちの場合は移住を考える地域に住む友人がいたので、友人たちにお願いして近所の空き家情報を聞くこともできた。
他にも、道の駅や商店などに出向いて地元の人と会話してみることもした。
田舎では割とあるあるだと思うのだが、移住者ウェルカムな地区と、そうではない排他的な地区がある。
住むとなるとご近所付き合いも避けては通れない問題となるので、地区の雰囲気やご近所さんの様子も知っておきたいところだ。
地域での集まりの頻度や熱量、子育てのしやすさ〈我が家には関係無いが)新参者を受け入れてくれる地域なのか、些細なことだが家庭ゴミの出しやすさや区費なども気になる。
空き家を何とかしたいと考えている地域であるほど特に協力的で、快く情報を提供してくれた。
なかには、漁師さんが多い地域で朝が早いため、住むなら夜の出入りは控えめに夜中は静かにしてほしい、という地区もあった。
移住者の自己紹介を区誌で扱うことや、毎月の神社の清掃への参加が移住条件だという地区もあった。
詳しく聞いてみると、そこは移住者が特に多い地区のため、トラブル防止のためにもルールは厳しめにしているとの事だった。