トイレのリノベと並行して進めていた押し入れリノベ。
新居に訪れる度にせっかくだからと少しずつ衣類などの荷物を運んでいたのだが、片付ける場所がないと落ち着かない。
そのため、とりあえず衣類を収納できる場所だけ先に整えてしまおう、ということになったのだ。
最終的に衣類収納部屋となる場所を先に決めて、収納スペースを作っていくことに・・・
それがこの部屋である。↓
解体
我が家の押し入れは、天袋がないかわりに、押し入れの上部にもう一段スペースがある。
せっかくなので、一番上の棚だけ残して、真ん中の大きな板を外すことにした。
作業中の写真を撮り忘れたが、バールとハンマーを使って釘を抜き、上から順番に中板の部品を外していく。
時々、抜きにくい釘があり苦戦したが、基本的には力が無い私でも出来る簡単な作業だった。
最後の太い木を外すときだけ、ターさんに手伝ってもらったが、女性にも十分できる作業であった。
解体の作業時間は半日ほどだったと思う。慣れている人がすれば1時間もかからないはず。
そして解体後の押し入れがこちら。
うん、広々。
掃除&塗装
押し入れ内部は汚れてはいたが、腐れなどはなく掃除だけで大丈夫だった。
ハイターを同量の水で薄めた液材を塗布し、しばらく放置し拭き取る。
これだけでカビは落ち、気持ち的にも落ち着いた。
塗料は近所のホームセンターに売っている水性塗料を使用。
下地を塗って、塗料を2回塗る。
色は何色にするか悩んだが、白だと無難すぎるのでグレーにしてみた。
押し入れ内部の床をどうするか悩んだが、お金と手間の節約のため、床も塗装仕上げとなった。
色もグレーで今のところ満足である。
とはいえ、壁を白で塗ったので、クローゼット内部も同じ塗料で塗れば養生する手間が減って楽だったなぁと少し後悔したのはまた別のお話・・・・
ハンガーパイプ取付け
ハンガーパイプの素材を何にするか、色々考えたのだが、我が家はやはり見た目よりも作業性と費用が優先されるのでイレクターパイプを採用した。
この「イレクターパイプ」、ホームセンターで買えるし、カットも簡単だし、軽いし、サビにくいし、実はなかなかの優れものである。
そしてジョイント部品や加工用の部品も既存のものが豊富にあるため、活用しやすい。
色も色々あるのだが、今回はグレーに合うよう黒のパイプをチョイス。
次に考えるのは、取付け場所だ。
壁の状態を確認し、下地材が入っているか、重量物に耐えられるかを確認する。
今回は特に補強は必要なさそうだったが、パイプが長すぎて撓みそうだったので、イレクターパイプの真ん中に補強の部品を1つ追加した。
撤去しなかった一番上の棚板がちょうどよいところにあり、補強の部品は棚板の側面にビス止めできた。
こうして体重○○キロの私がぶら下がっても大丈夫なくらい、丈夫なクローゼットが完成した。
とりあえずの完成はこんな感じである。
まだまだ工事現場のようなリノベ途中の我が家ではあったが、クローゼットの完成により文化的な生活に一歩近づくことができた。
そんな1年前の思い出、懐かしい・・・
費用
今回の押し入れクローゼット化にかかった費用をざっくりまとめてみた。
塗料代(下地塗料1000円、水性塗料2500円)
イレクターパイプ(1.7m×2本で3000円くらい、部品6個で1000円くらい)
本当にざっくりだが、1万円以下で押し入れがクローゼットに変身できたことになる。
本来であれば解体した木材の廃棄費用などもかかるが、今回は再利用するため0円で計算している。
業者に頼めば、もちろんもっと美しい仕上がりにはなるのだろうが、10万円前後かかるのではないだろうか。
それを考えると、1万円以下でこれなら我ながら十分に満足のいく仕上がりである。