ペットも大切な家族なので「餌」ではなく「ご飯」というのがふさわしいだろう。
確かに猫に声を掛けるときも「ほらエサだよ~」とは言わない。
無意識であれ「ご飯だよ~」と言うはずだ。
とはいえ、ここではあえて「エサ」と言わせてもらおう。
「ご飯」と呼んでしまうと手作りの猫用フードをイメージする方もおられるかもしれない。
手作りご飯にも興味があるのだが、今回はお店で買ってくるキャットフートについて触れているので、あえての「エサ」呼びをご容赦頂きたい。
タ~さんのように考えて適当にエサを買ってくる人もいるのではないか?
私もそう思っていた。
ところが、テトとツキに出会い、その概念は一変する。
①価格と買いやすさ
②主要原材料
製造国
人間の食べ物であれば「外国産」より「国産」の方が安心感が高く需要もあるイメージだ。
猫の場合はどうなんだろうか?
「国産」のほうが安心で輸送費が安い分、良いエサが手に入るのでは?と思っていたし、実際に「国産」であることを売りにしたキャットフードも見られるのだが・・・
色々と調べてみると、アメリカやヨーロッパの方が猫をペットとして飼う文化が古いため、猫にとって良いエサの研究が進んでいるという一説に辿り着いた。
なるほど。一理ある。
法律の違いも考慮すべきだ。
日本ではペットの食べ物に関して人間の食品とは分けて考えられ、規定が設けられている。
アメリカではペットに関しても人間の食品と同じレベルの安全基準を定めている。
そういった事を考えても、キャットフードに関しては「外国製」=危ない、「国産」=安全、と安易に決めつけることはできないのではないか。
そもそも「外国製」「海外製」と一括りにしてしまうことが間違いなのだろう。どこの国なのか?も確認するべきである。
キャットフードでおススメされる外国製の製造国はアメリカやヨーロッパであることが多い。
上記の理由で、ペット先進国であるアメリカやヨーロッパやオーストラリアが製造国なのであれば、それはマイナス要素というよりプラス要素と捉えることが出来る。
もちろん、国産が悪いわけでは無いので誤解のないようにして頂きたい。
とはいえ、我が家の希望する価格で肉類が上位にくる子猫用のキャットフードは国産では見つけられなかったので、自然と我が家は海外産を選択することになった。
あと数年すれば、日本猫特有の特性や問題に特化した安心安全で高品質なキャットフードがお手頃価格で手に入る時代もくるのかもしれない。期待して待っていようと思う。
ラインナップの豊富さ
1歳になるまでの子猫時代に関しては、子猫用のフードを選ぶ必要がある。
子猫用のフードは、だいたいどのメーカーも1種類しか出していないので、ラインナップの豊富さなんて関係ない。
問題は大人になってからである。
成猫用のキャットフードのラインナップは、家猫用、ダイエット用、シニア用、腎臓ケアや尿路結石予防用など様々だ。
歯磨き効果のあるエサもあると聞き、驚いた。
さらに味に関しても、チキン、ターキー、フィッシュなど選ぶ要素が一気に増える。
我が家の猫はまだ問題無いが、成長するにつれ腎臓や体形に問題を抱えてエサをチェンジする必要が出てくる可能性は、今後いくらでもあり得る。
ずっと同じエサを与え続けていると飽きて食べなくなるという可能性についても心配している。
テトとツキは好き嫌いはなく、与えられたエサは何でも食べてくれる良い子だ。
そんな2匹でも、一度だけエサを食べなくなったことがあった。
子猫時代に2匹そろって感染性の胃腸炎になってしまい、嘔吐を2日ほど繰り返した時期に食べていたエサは、病気が治ってからも食べてくれなかった。
食べて吐いてしまった嫌な記憶が残ってしまったのだろう。
別のエサに変えたら喜んで食べるようになったので、ホッとしたものだ。
このように、昨日までは食べていたエサを突然拒絶することがあるのだとしたら、いつでも別のエサにチェンジできるよう準備はしておくべきだろう。
そのたびに新しいメーカーのエサを検討して、購入販路や最安値をリサーチするのは面倒である。
できれば同じメーカーの別シリーズにチェンジするくらいの手間で済ませたい。
飼い主の怠慢が主な理由でお恥ずかしいのだが、豊富なラインナップを備えているメーカーのキャットフードを選ぶことも我が家のエサ選びの最後の条件として加えることにした。
結論(現時点での)
参考までに、我が家のキャットフード選びの条件を全てクリアした商品は「ピュリナワン」である。
ホームセンターやドラッグストアにも普通に売っているし、Amazonや楽天で買うと少しお得になるのも魅力的だ。
ネスレが販売しているが、原産国はオーストラリアとなっていて、原材料や栄養面にもこだわりが見られる。
子猫用は1種類しかないが、成猫用は「美味を求める猫用」「下部尿路の健康維持用」「グレインフリー」「メタボ対策用」など様々なラインナップが用意されている。
お味に関しても「チキン」系と「魚」系の2種類から選べるようになっている。
そして嬉しいのは、お試し用があること。
ピュリナワンの公式HPから無料お試しセットを申し込むことができる。
※「ピュリナワンについて」のページの下の方に無料お試しのリンクがある(2023年11月現在)
SNSなどでも定期的にプレゼント企画が実施されており、我が家も企画に応募して写真のお試しセットをもらうことができた。
せっかく買ったのに、猫様のお気に召さないとなると悲しいし勿体ない。
お試ししてから購入できるのは有難い。
近所のドラッグストアでもピュリナワンのお試し用の小袋が数百円で売られていたので、そちらも活用できそうだ。
そしてネットで購入すると自宅まで届けてもらえて、楽である。しかも、少しお得で嬉しい。
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Amazonで買うと、Amazon限定の400g×11袋入りの箱で買うことができる。
普通に店舗で買う場合は500gずつ小袋に入っているので、Amazonバージョンは店舗バージョンよりも少量の小分けとなる。
ストックの管理もしやすく、便利だった。
さらに定期オトク便で購入すれば10%~15%安くなる。
定期便といっても、受け取る頻度を2週間から6カ月の幅のなかで選ぶことができるし、いつでもキャンセル可能なので定期オトク便制度は使うべき。
少しずつ値上がりしているので現時点での価格ではあるが、上記のAmazon限定の箱を10%オフになる定期便で購入した場合、1キロ当たりの価格は865円である。
楽天では3.4キロの大袋で購入することもできる。
ちなみに通常の店舗バージョンは500g×4袋の合計2キロで2000円前後になる。
3.4キロバージョンはネット限定とは書かれていないため、店舗でも取り扱いがあるのかもしれないが、私は今のところ店頭では見たことが無い。
こちらの3.4キロバージョンは小分けされておらず、ジッパーのついた外装で管理することになる。
新鮮さには欠けるが、その都度必要な量を取り出すことが出来るので私は気に入っている。
楽天で購入する場合は、ポイント還元の良い日やお店を選ぶことをお忘れなきよう。
普通に購入しても3.4キロが3280円なので、1キロ当たり965円。
さらにお買い物マラソンや10%ポイントバックなどを活用すると400~1000ポイントほど返ってくることもあるのでお買い得度が増す。
多頭飼いで消費ペースが速いのであれば、2キロ×6袋や、3.4キロ×2袋の大量買いで、さらにポイント還元率が上がるのでおススメだ。
今のところ、子猫用→避妊去勢した猫用→室内飼い用→美味を求める成猫用と、複数のラインナップを試してみたが、どの味も我が家の猫には好評だった。
特に、テトくんは「サーモン&ツナ」味が好きなようだ。
サンプルでもらったウェットフードの食いつきも、とても良かった。
こんな感じで、色々悩んで辿り着いた「ピュリナワン」だったが、周りの猫飼い友人に聞くと高確率でピュリナワンが選ばれていた。
安価なキャットフードを与えていたら尿路結石になってしまったので、ピュリナワンに切り替えその後は元気に暮らしているという話も聞いた。
動物病院やネットでお取り寄せするほどの最高級のキャットフードとは言えないが、飼い主に無理のない範囲で愛猫にできるだけ高品質なご飯を食べて頂くことを目指すのであれば、ピュリナワンは最適解なのではないか?
他に良いと思えるキャットフードが見つかれば試してみるつもりだが、我が家は今後はしばらくピュリナワンにお世話になる予定だ。
最後に、ご飯を食べて満足げな子猫時代のテト氏の可愛い写真を置いておく。
こんな幸せそうな顔が毎日見れるのであれば、ご飯問題に取り組んだ価値があるというものだ。